自然美と建築美が一体となった神秘の修道院 世界遺産「モン・サン・ミッシェル」

世界遺産「モン・サン・ミッシェル」

 

ル・コルビュジェの建築巡りをメインにプランを立てたフランス旅行。しかし、せっかくフランスへ行くならどうしても見ておきたいと、無理矢理行程に組み込んだのが、世界遺産「モン・サン・ミッシェル(Mont-Saint-Michel)」だ。
(本記事は2013年9月末に訪れた際の記録です)

 

パリから列車とバスを乗り継ぎ往復8時間
海に浮かぶ神秘の修道院「モン・サン・ミッシェル」

モン・サン・ミッシェルは、パリから遥か西、ノルマンディー地方南部・ブルターニュとの境に近いサン・マロ湾に浮かぶ小島にある修道院。百年戦争中は要塞として、ナポレオン1世の治世では牢獄として使われた歴史もあるキリスト教の巡礼地だ。

道のりも遠く、パリから高速列車TGVとバスを乗り継ぎ、片道約4時間の長旅になる。人気観光スポットなのでバスツアーなども開催されているが、ゆっくり見て回るのなら『地球の歩き方』に掲載されている列車やバスの運行スケジュールなどを頼りに、自分でプランをたてるのがおすすめ。私たちは滞在時間に余裕を持たせたかったので、結局始発便と最終便を利用することにした。

当日はまだ日も昇らないうちに宿をたち、パリ・モンパルナス(Montparnasse)駅からTGVに乗り込んだ。約2時間かけブルゴーニュ地方のレンヌ(Rennne)に到着。すでに9時をまわっている。そこからモン・サン・ミッシェル行きのバスに乗り換えさらに1時間半。ようやく到着したのが11時だ。

モンサンミッシェル インフォメーションセンター

インフォメーションセンター

訪れた2013年はモン・サン・ミッシェル再生プロジェクトの真っ最中。島の入り口まで観光バスで行くことはできず、島から2.5km離れた対岸のインフォメーションセンター駐車場でバスを降りる。ここから先は、一般車両の侵入禁止なので、無料のシャトルバスか徒歩でモン・サン・ミッシェルに向かうことになる。

遠景含めてモン・サン・ミッシェルを楽しみたかったので、まずは歩いて向かうことに。遠くから眺めるその姿は、遠浅の海に浮かんでいるようでとても神秘的。薄雲がかかったようにぼんやりと見えた修道院は、歩を進めるごとに、そのゴシック様式の迫力と荘厳さを増していく。

 

 

写真を撮ったり立ち止まって眺めたり、約30分かけて堤防道路をゆっくりと歩く。この段階ですでにお昼時。お腹もすいていたが、まずは見学が優先だ。

入口の門をくぐると、建物と建物がひしめき合った中世の町並み。土産物屋と飲食店、ホテルが軒を連ねる細い坂道の参道をのぼっていくと、カテドラル前に辿り着く。目の前には遠浅の海の眺望が広がり、適度にそよぐ海風が心地よい。すると、すぐ脇の聖堂から聖歌が聞こえてきたので、中に入って礼拝に参列させてもらった。

 

 

ゴシック建築の傑作「ラ・メルヴェイユ(La Merveille)」

モン・サン・ミッシェル一番の見どころは、北面に位置するゴシック様式の建築棟。修道院の居住スペースとして13世紀に増築された部分で、その装飾の美しさから「ラ・メルヴェイユ(驚嘆)」と呼ばれている。特に最上階の3階にある「回廊」は、2列に並んだ円柱が中庭を囲む神秘的な空間。修道士たちが休憩や瞑想などをする場所として利用されていたとのことでなんとも贅沢。このあとの見学の時間配分がつかめないので、後ろ髪をひかれつつ移動したが、本当はもっと腰を落ち着けてじっくり堪能したい空間だった。

 

 

回廊の隣には厳かな雰囲気の食堂、中層階には騎士の部屋、迎賓の間などがあり、約2時間半かけて建物内部を見学。数世紀に渡って増改築が繰り返されてきた修道院は、建築様式も混ざり合い、空間も迷路のように入り組んだ独特の造りで興味深い。

 

 

旅の記念「名物オムレツ」

入り口近くまで戻ってくると、すでに14時半を回っていた。帰りのバスまではまだ時間があるので、遅めの昼食をとることに。せっかくなので、名物料理「プラールおばさんのオムレツ」を食べてみようとお店の前でしばし検討。セットメニューでしかオーダーできず、そのお値段(30ユーロ)に躊躇したが、旅の記念ということで入ってみることにした。

 

 

ほどなくして運ばれてきたオムレツは、ガイドブックで見た通り大きくて、ビックリするくらいのふわふわ感。しかし、美しい見た目とは裏腹に、食べてみると残念なお味でやりきれない(苦笑)。ソースのアルコールが強くて、オムレツ自体には味がなく、好みによるかもしれないがとても美味しいとは言いがたく、食べきるのが大変な代物だった。

 

 

オムレツ店「la Mère Poulard」を出たのが15時半。帰りのバス停まで戻る移動時間を加味すると、モン・サン・ミッシェルでの自由時間は残り一時間程度だった。お土産を買ったり、裏路地を探索したりしてぶらぶら過ごし、約6時間の滞在が終了。17時過ぎの最終バスに乗り込み、再び4時間かけてパリへの帰路についた。

 


<参考>
地球の歩き方|TGVとバスで行くモン・サン・ミッシェル
http://rail.arukikata.com/article/beginner/montsaintmichel/

TGV時刻検索
http://www.sncf.com/en/passengers


 

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