伊東豊雄氏設計によるヤオコー川越美術館

伊東豊雄氏設計によるヤオコー川越美術館

伊東豊雄氏設計によるヤオコー川越美術館

 

表情の違う2つの展示室
世界的建築家が設計した小さな美術館

建築界のノーベル賞とも呼ばれる「プリツカー賞」を受賞した世界的建築家・伊東豊雄氏設計による小さな美術館が、埼玉県川越市にあるのをご存知だろうか?

2012年に開館した「ヤオコー川越美術館」は、川越の情緒あふれる蔵造りの町並みを抜けた静かなエリアにある。

エントランス

エントランス

近くの氷川神社から新河岸川をわたるとすぐに見えるコンクリートの小さな箱。入り口までのアプローチを進み、建物のまわりを囲む池と緑を楽しみながら入館すると、四角いキューブの中は、エントランス、2つの展示室、カフェの4つの空間で構成されていた。

それぞれの部屋は約10m角の約100㎡。緩やかにラウンドした壁で田の字型に仕切られている。

エントランスからまずひとつめの展示室に入ると、洞窟のようなやや暗い空間が広がっている。中心部の天井がロート状に凹み、地中に向かうイメージで、床に埋め込んだ照明が幻想的な光を放つ。

洞窟を思わせるひとつめの展示室

洞窟を思わせるひとつめの展示室

 

続くふたつめの展示室は、天に向かう明るい空間。屋根の凸形状によるトップライトからの外光が、柔らかな光を拡散し、壁の淡いブルーが反射して空をイメージさせる。

 

外光を取り入れ、柔らかな光が拡散するふたつめの展示室

外光を取り入れ、柔らかな光が拡散するふたつめの展示室

 

対照的な2つの展示室を堪能したあとは、4つめの空間、カフェラウンジへ。椅子やテーブル、コーヒーカップも、この美術館のために伊東氏が特別にデザインした。外壁の低い位置に開口部があり、建物を囲む池や外の風景を切り取っている。風に揺れる水面も美しく、雨の日の表情も楽しめそうだ。

 

 

ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)は、スーパーマーケット企業ヤオコーの創業120周年事業として建設された。付き合いのあったギャラリーからの紹介で伊東豊雄氏に設計を依頼。アンドリュー・ワイエスの影響を感じさせるリアリズムの画風で知られる洋画家・故三栖右嗣氏の作品を収蔵展示する。

 

周りに塀はなくオープンな雰囲気

周りに塀はなくオープンな雰囲気

 

近くには見事な桜並木があり、春には花見も楽しめる。建物の周りに塀はなく、気軽に立ち寄れるオープンな雰囲気が心地よい。歴史ある街並みで知られる川越の新たな名所となっているようだ。

 


ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)

埼玉県川越市氷川町109-1
午前10時~午後5時
月曜休館
http://www.yaoko-net.com/museum/


 

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